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前ブログからのメモ移植+追記(感想系)ゼノブレイド(wii)やってみる(ネタバレあり)

チャッピーの感想と一緒にゲームのほうでゼノブレイドクロスとかもやってたので
そっちの感想を書きたいと思いつつも
そのまえにまず中途半端だったゼノブレイドについての感想まとめようと思ったので
前ブログから移植+追記

2013-02-04 01:09

なんかゼノブレイドの新作が出るっぽいのが発表されたらしく

これまでその評判を聞きながらも「そのうちおすすめセレクションとかで廉価版でるかも」などと思っていたが
一向に出ないままWiiUまで出てしまった次第、これはもう出す気ないなとやっと受け入れて
それでも一度はやってみないとと今更購入してみました

wii起動するのほぼスカイウォードぶりだから1年以上ぶりかー
3DSばっかだったしなー
PS3もアニメ見る時しか使ってないけどこれはもうすぐJOJOゲーとミクゲーで活躍する予定なのでまだいいか

現状やっと原生林マップにきたところなんだけど、なるほど高評化というのもわかる
よく言われている通りマップの作りこみが半端ない
普通のゲームならただの遠景だろといったところまで行けてしまうし、風景なども変化に飛んでいて歩きまわるだけでも中々にたのしめる
これでモンスターもストーリー進行度的に今相手しても大丈夫な奴から、ゲーム後半じゃないと相手できないような奴まで配置されて……いやこんなこといちいち上げていおたらキリがないなというぐらいマップの面積における濃度が高い
普通なら広くはつくれてもその分スカスカなマップになってしまうだろうと言うところにほんとにいろいろとつめ込まれている

あとはメインストーリーとは別のクエストが多数用意されているのだけれど
こちらも勧めれば進めるほど町の人(町の人A、B、Cとかでなく名前付きのキャラが多数配置されている)の関係性が変化してきたり、意外なつながりがわかったりして
これが表見たく図で一覧できるのだけどこれを埋めるのが個人的にはかなり楽しい

ただ濃度がこすぎて途中で積んじゃうんじゃないかなーというのが一抹の不安なのだけど
やりこみが好きって系統の人はそりゃこのゲーム神扱いもするよなとは思った



ここから追記

それで現在はほぼひと通りプレイしてクリア直前で
「うぉぉいクロマメレバーでないことには街の復興度最終段階にいかないし、ラスボス倒しに行くのに引っかかりが残るよ―!」ってところで積んでるものの
発売してから相当期間たってたからプレイ開始だったのでネタバレとかは最後まで知ってる
ゼノブレイドクロスはクリアしてからさらにやりこんで180時間まではやったかな?
みたいな状況でのクロスとも比較しての感想

MAPの作り込みの面白さや、モブキャラクターのキズナを埋めての関係性の面白さはそのクリア直前までほぼ変わらなかったので
(MAPは一部「うーん広いけど風景的には似たような感じのが続く気が」っていうのがあったりはしたけどそれでも自分がプレイしてきた大体のゲームよりは作りこみは断然上だったと思う)
キズナのほうは街の復興等も絡んできてむしろ終盤面白さが増した感じ)

それでシナリオの方の面白さについていろいろ考えたことがあったのでそっちを追記いていきたい
なんというか改めて色々考えるとMAPの評判がすごくいいけどシナリオもマジでこれすげーぞ!?って思ったので


始める前に少し話がそれるけどまどか☆マギカで有名になった(と言うか自分もそこで知った)虚淵脚本の三話で事件を起こすという手法
これがゼノブレイドのシナリオにもあるんじゃないかとすげー思った

個人的にこのアニメ三話最後で事件を起こすというのは
アニメがほぼ三話かけてこの話のキャラクターや舞台設定を説明し終えて
視聴者が「あーなるほど、このアニメはこんな感じでお話進んでいくのねー」ってだいたい固まった、悪く言うと「なんとなく先の展開読めてきたかも」みたいなところで
「はい全然違いますドーン!」ってやって「おいおいどうなっちまうんだ!」って手法なんだろうなと思っているんだけど
ゲームでもこの「あーなるほどこのゲームはだいたいこういう感じで進んでいくのね―」ってなる序盤のタイミングはあってゼノブレイドはそこで事件が起こって「まじかよ!」ってなるのが同一手法なんじゃないかと

ゼノブレイドは仲間がとりあえず三人揃って最初のダンジョンを攻略して最初のボスを倒した直後のタイミングで事件が起こる
このタイミングはゲーム的には完全に「ゲーム遊ぶ為に基本的なことはひと通り知った」って状態で
ゲームでいうところのアニメ三話的状態だと思ってる

簡潔に何が起こるのかというと主人公の村に敵が攻めてきて主人公が覚醒し
このままピンチを打開するかと思いきゃヒロインが死んでしまうという感じなんだけど
このヒロインが序盤の三人目の仲間で紅一点
ゲーム的に普通に考えたら男ばっかりのムサイパーティとかまず考えられないし
その上普通に戦闘にも参加するし装備変えたら衣装も変わるという作り込みもされているしで
ほんとここまで作りこん出会ったらまずこんな序盤でもう死ぬとかないよねみたいなキャラ
その上敵が攻めてきて村は焼かれてでこのピンチの状況で主人公が能力覚醒(未来予知)とかしたら普通に考えたらもう此処から先は一転攻勢の押せ押せじゃん!?っていうところで
未来予知でこのままじゃヒロインが死ぬ、やべぇ!ってわかっていたのにそれが避けられなかったという無力感っていう

しかもこのイベントは上記のような落差で衝撃的というだけじゃなくて
ヒロインが死ぬことでの復讐のたびに出るという動機付け=プレイしていく欲求はすごい駆り立てられるし
未来予知できればその展開は避けられるという安堵感もいきなりぶち壊してくれるので
後々未来予知のシーンが出るたびに「今回は大丈夫なのか!?」って考えが浮かばずにはいられないという感じで後のイベントすべてに効いてくるという
この一展開だけで二手も三手も打ってるみたいな

このアニメ的三話目のタイミングで衝撃的な事件が起こって話の進む方向が大きく変わる&固定されるっていうのは自分のやってきたゲームのなかだとクロノトリガーとかもそうだったきがしている
あれはボスとダンジョンは2つほど超えた後だけどいきなり崩壊したわけのわからない世界に飛ばされて
それが未来な上にラヴォスとかいうバケモノの存在がわかるっていう

 

それでこの未来予知がまた先のイベントを断片的に見せてくれるものだから先が気になるし
実際にそのイベントに到達するたびに「そういうシーンだったのか!」ってカタルシスを感じるからシナリオが本当に面白い

これもほかの自分がやってきたゲームだとGCのティルズオブシンフォニアが同じ気がしてて
あれはゲーム始める前に流れるOPアニメが「なんかよさげなシーンの詰め合わせが連続で流れてるなー」って感じなのだけど
ゲームプレイしていくと「おいおいおいあのシーンこういうことかよ!」っていう全部ゲーム中の1シーンだったみたいな

 

そういう意味で唯一ゼノブレイドでちょっと主人公たちの動機付けが弱くなる=プレイしていく熱が弱くなるタイミングがあると思って
実は機械化して生きていたヒロインが仲間として合流するイベントのタイミング

もちろん世界は相変わらず危機的状況だし残された謎はいっぱいある状態なんだけど
ここまで主人公はヒロインが殺されたことの復讐、途中からは生きてた!?なら取り返さなきゃっていう動機で来てたわけで
それが達成されちゃうと自分達がやりたいからじゃなくて世界のために頑張らなきゃになっちゃうので
個人的にはそこでプレイしていく熱が一瞬一段階冷めたかなと
(イベントじたいはすごい良いシーンなんだけど!さっと再開した主人公とヒロイン、名キャラであるヒロインの兄ことダンバンさんが本人もかなり辛いだろうにこれまで弱みとか一切見せないできたところを弱いところを垣間見せるとかすげーぐっとくる!)

シナリオ的には此処から先も何気ない描写の伏線がどんどん回収されていって「そうだったのか!?」って展開の連続なんだけどそのはなしは置いといて今度はイベント描写の力の入れように触れていきたい


ゼノブレイドのもう一つの良さとしてイベントシーンの気合の入れようが半端ないというのがあるとおもう
ゼノブレイドは基本ムービーは入らないんだけどちょくちょく入るイベントシーンが
下手なムービー以上に演出やアクションがかっこ良くて
特に「敵との対峙」っていうBGMがかかるシーンは「待ってました!」ってならざるを得なくなるぐらいに
BGMとアクションのタイミングがバッチリでお互いのいいところを高め合ってる
(上記の冒頭ヒロインが死ぬシーンもこのBGM)
自分がゼノブレイドプレイしたのは発売してからかなり時間が開いてから(上にもある通りwiiUが発売してからぐらい)だったけど
自分がそこまでゲームをプレイしてないというのもあるとはおもうけど
ここまでいろいろばっちりな3DRPGのイベントシーンって記憶になかったと思う


あとはゲームシステムでTPが貯まると連携攻撃ができるんだけど
これもすげー良かったなー
ゲーム的に面白いというのはあるんだけどこの時に仲間キャラ同士で声を変え合う音声演出が入るのが
「ああこいつらチームワークバッチリじゃん!」っていう一体感があって
そのかんじがまたシナリオでも生きてくるし


唯一明確に自分的には「なんとかならなかったんですかねコレ……」って要素が「クロマメレバー」に代表されるレアアイテム拾い
MAPにアイテムが落ちていて其れを収集物として回収するというのはいいんだけど
その中にタマにしか拾えないアイテムがあってそれを拾えるまで延々マップぐるぐるしたりセーブ&ロード繰り返すのがほんとに自分には辛かったし実際クリア手前のそこで積んでるっていう
なんというか落し物さがしてひたすら歩きまわるという感じ?
落ちてる場所ももうわかってるのにぐるぐる歩き回るのはほんとただの作業でしかないし
それがセーブ&ロードなんていう面倒くさい手順付きでなおかつ長時間となると
もうなんでこんな要素入れたのとしか自分には思えない


最後に一点だけケチを着けたけどとにかく面白かったのでいろいろ評判になっていたのもうなずけるという感じだったというのを一度まとめたかった
特にゼノクロの感想書く前に